2020年10月22日
非・バランス
著 魚住直子
講談社文庫
小学生時代にイジメを受け中学生から自身の在り方をクールにそして友達をつくらないと決めた主人公の学校で幸せをもたらしてくれると噂されている『緑色のレインコートを纏う、通称ミドリノオバサン』。
その姿とを見間違えたある大人の女性に発した心の叫び「タスケテ」。
この偶然の手合いから主人公の毎日が少しづつ変わっていく。
思春期の頃の世界はとても狭いものだが精一杯生きている感じと大人への心の移り変わりが丁寧に表現されている。
結末は清々しい。
Posted by that@goose350 at 17:09│Comments(0)
│幻想文学